夕方6時頃。
家に帰ると試合でもらった金メダルを自分の部屋に飾る。
それを見つめて思いだし笑い。
嬉しい。
あんなにかっこいい人が崎野慶だったなんて・・・。
私は崎野慶にメールをする。
《今日はお疲れ様♪》
~♪~♪
崎野慶:《お疲れ》
崎野慶の1つのメールだけでも嬉しくて笑顔がこぼれる。
《さきの顔わかった?》
一応聞いてみる。
~♪~♪
崎野慶:《うん。背、小さいしょ?》
「え!まじ?ちょー嬉しんだけどーっ・・・でも、小さいって・・・崎野慶が大きいだけかと・・・」
きっと今私、とてつもなく幸せそうな顔をしていると思う。
もう、我慢できません。
《・・・好きだよ》
私はゆっくり送信ボタンを押す。
「・・・送っちゃった」
だんだん顔が熱くなるのがわかった。

