「みとりちゃんがすっ・・・「馬鹿っ!」」
途中でたくとに口をふさがれる。
また、みんながこちらに注目。
大嫌いな先生がジロっとこっちを見る。
やべ・・・
大きな声を出しすぎた・・・。
「そこの二人は授業終わったら私のところへ来て」
「え゛っ、俺も!?」
たくとは疑いの目で先生を見る。
けど、先生は、強い。
ジロっとたくとを睨む。
「何か?」
「・・・いえ」
そう言ってたくとは私の方をチラっと見ると、口パクで『ばか』と言って前を向いた。
・・・ごめんよ。
私は、悪気なく笑みをうかべた。
でも・・・最悪!
あの先生に説教されなきゃいけないなんて・・・。
まじ、きもすぎだからあ!
私は心の中で色々先生の愚痴を思う。

