ディアスの掌が私の頬を優しく拭ってくれた。
「マツは遥夢の世界じゃ楽しく暮らしてたんだな。」
穏やかなディアスの声。
私はコクリと頷いて話した。
「とても優しくて楽しくて、そしてとても強い人。」
いつも私を慰めて助け、守ってくれたかけがえのない人。
マツと出逢ってなかったらきっと私は楽しいなんて感情を知ることは出来なかった。
「今度は私がマツを救ってあげたい。」
零れ落ちる言葉は心からの決意。
灰色の世界から私を救ってくれたマツ。
マツと出逢って私の世界に色が生まれた。
マツの世界も私が色づけてあげたい。

