「そんなことよりマツはどうなるの?
あのまま座らせておかないで早く治療してあげてよ!」


すでに意識の途切れてしまっているマツ。


グッタリと頭を下げて木にもたれかかって座ったままだった。


大きな声にも反応しないマツを見て焦りや不安が押し寄せていた。


マツを失わなくてすむならなんだって出来る。


どんな事も我慢してみせる。


心から思ったんだ。


だけど…


マツも私との思い出をなくしちゃうなんて…


知らなかった。


聞かされてなかった。



私は自分が我慢して頑張ったらマツの胸の中にまた戻れるんだって思ってたんだ。



甘かったのかな…。