開け放たれたドアの向こうは男の背中で中が見えない。 マツはどこ? ねぇ マツ… 早く私を抱きしめて… 「ついて来い。」 振り返らずに男は言った。 男の背中越しに部屋を覗き込みながら足を踏み出した瞬間に目にしたもの… それはマツの頭。 ニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべた大男が髪を掴んで持ち上げブラブラと宙に揺れるマツの頭だった。 「イヤーッッ!!」 目の前の光景は夢? マツ? マツなの?