「えっと――…。
――――ごめんね?」


冷静によく考えるとこの世界には私のいた世界では見たこともないような者が存在しているのかもしれない。


羽を撫でながら私を睨みつけるその不思議な人に私は両手を合わせて謝った。


「なんで疑問系なんだよ。バカヤロー!」


「えっと――…
――普通に言葉通じてるのかなって思ったから…。」


顔を真っ赤にしたまま私を睨みつけるその人?は腰に手をあててグンッと胸を張った。


「俺様の名前はティルトーア・ラゾーナ・トルシエ・アバロンだ。
バカヤロー。」


そして長々と名前を教えてくれた。


「ティ…――?」


覚えられないよ…。


だけど彼は睨みつけたまま、胸を張ったまま、


「俺様の名前を一度で覚えた奴はいない。
バカヤロー。」


偉そうに言い放った。


なんだかそれがとっても可笑しくてくすりと笑った私を更に睨みつけるその人?に私は慌てて口元を手で覆ったんだ。