テーブルにたくさん並べられた豪華な食事。
デリーさんとデュランさんが席についていた。
長方形のテーブルの長い所に向かい合うように2つ置かれた椅子。
デュランさんは短い所に一人で座っている。
「遥夢は俺の隣だからマツはデリーの隣な。」
私達の前を歩いていたディアスさんが私の肩を抱き寄せてテーブルに近付くと椅子を引いて座らせてくれた。
とってもスマートなエスコートに私は自然に席についた。
そして私の隣にはディアスさんが座り、それを見て眉間に深く皺を刻んだマツさんはデリーさんの隣に乱暴に椅子を引いて座ったんだ。
「では、頂きましょうか。」
穏やかに笑みを浮かべながらデュランさんが言って私達は食事を始めた。
だけど、マツさんのとっても険しい表情に私はなかなか食事が喉を通らなくて、
「食欲ねぇの?」
心配そうにディアスさんに尋ねられた。
首を横に動かして私はフォークを手に取り食事を口に運ぶ。
だけどやっぱりマツさんの視線にすぐに食事の手は止まってしまったんだ。

