「邪魔っつぅか飯待ってんだけど?」
「先に食ってろ!」
「そうはいかねぇ。
遥夢にちゃんと飯食わせるのが俺の役目だし?」
「んなもん、俺がやるからお前はもうお払い箱だ。」
「そうはいかねぇんだよ!」
「どういうことだ?」
言い合いを続ける二人。
ディアスさんの言葉にマツさんは唸るような低い声で問いかけた。
「それをちゃんと説明すっから早くテーブルにつけ。」
マツさんを軽くあしらうように言葉を告げるとディアスさんはマツさんから私を引き剥がして扉をくぐった。
私はディアスさんに手を引かれ、足を進める。
振り返ると拳を握りしめるマツさんの姿。
「マツさん。」
ディアスさんの手を振り払いマツさんに駆け寄ると、彼は私の手を取って歩き出した。
ディアスさんの後ろ姿を追って。

