「おはよう、遥夢。
よく眠れたみたいですわね。」
ニッコリと笑いかけながら話してくれるデリーさん。
「遥夢、顔洗っといで。」
ディアスさんも優しく話しかけてくれる。
「はい!」
私は嬉しくて飛び上がるようにベッドから下りようとして、
「なんでお前らがここにいんだよ!」
不機嫌全開のマツさんの声と共に彼の腕に抱えられるようにして引き寄せられた。
ベッドに逆戻りした私。
その体をギュッと抱き止めるマツさんの力強い腕。
「マツさん?」
怒らせちゃったかなって不安なままマツさんの名前を呼ぶけど、彼は言葉を返してくれない。
「遥夢、泣きそうな顔してんだけど?」
「マツ!いい加減になさいませ!」

