遥夢と2人だけの生活だと勘違いしそうな穏やかな日々がすぎていた。
竜一達は動きがない。
竜一の指示で屋敷のカメラが取り外された。
だが、それは竜一の部屋だけでモニター室で監視できる範囲が屋敷中とはいかなくなったが、来訪者は玄関の外と内、更には門の外と内、両方のカメラで監視をしている。
動きがあればすぐにわかるようになっている。
やけにおとなしすぎる。
彰人の情報もまるではいっていない。
容疑者として連行されてから幾日も過ぎた。
余程の証拠をでっち上げて彰人を容疑者に仕立てあげたか、それとも竜一の息のかかった警察官が内部でうまく動いて彰人拘留の期間を伸ばしているのか、定かではないが竜一の仕業だということだけはわかる。

