竜一と遥夢が形だけでも結婚という形で結ばれる。 俺は心にもないことを口にして竜一に背を向けた。 結婚? 婚姻届だと? 怒りで体が震える。 俺の遥夢。 俺だけの遥夢。 書類だけだとわかってはいてもお前の名が竜一の隣に書かれる事に衝撃を受けない訳がない。 だが、我慢だ。 今は竜一に信頼され、奴の懐深くに潜り込む事を優先しなければ… 彰人… お前の大切な家を守るために…。