「なぁ、遥夢…
彰人ってつまんねぇと思わねぇか?」
だけど突然ふられた会話とその内容に遥夢の体はびくりと跳ねた。
「マツ!いい加減にしろよ。」
俺の挑発にまんまとかかった彰人が執事の仮面を脱いだんだ。
びっくりする遥夢を横目に俺はケラケラと笑いながら言ってやった。
「なっ!彰人って実はおもしれぇ奴だってわかった?」
緊張が少しほぐれた遥夢。
柔らかく微笑む表情が眩しい。
少しずつでいい。
遥夢が心から笑える日が来るように俺は支えていく。
遥夢の心からの笑顔は俺が取り戻してやる。
温室のガラスに降り注ぐ太陽の光が遥夢を照らしている。
この陽の下にずっと遥夢の居場所を俺が作ってやるんだと誓ったんだ。

