ククッと喉を鳴らすように笑う彰人。


「マツ、お前の運命の女はきっと遥夢だ。
女を渡り歩かずにいつか遥夢をお前の世界に攫ってやってくれ。」


言い終わるとまたクッと喉を鳴らして笑いながら部屋を出て行った。




怖ぇ~

彰人は何でもお見通しなのか?

侮れねぇ奴。



確かに俺は、誰でもよかった。


自分の中で膨らむ想いを自分ではどうしていいのかわからないまま苛立ちを募らせていた。


だから女をとっかえひっかえ抱いたんだ。


あの日、公園で遥夢に触れた俺は経験したことのない胸の高鳴りを感じた。


遥夢を想うと胸がぎゅっと締め付けられるかのように苦しくなった。


それがなんなのか俺にはわかるはずもなく、紛らわせるためだけに女を抱いた。