「今のマツが本当のマツなの?」


吸い込まれそうなグレーの瞳を覗き込みながら話した。


「そうだ。」


「じゃぁさっきまでの栗色の髪とブラウンの瞳は…やっぱり変身?」


「そんなところだ。」


「どうして?」


「今の姿じゃ目立つだろ?」


「そっか!!」




一旦会話を終わらせてマツの胸に顔をうずめた。

髪をマツの指が優しく梳いてくれる。


心地良さに目を細めて体をマツに預ける私にマツの凛とした声が降ってきたんだ。


「次は俺の番だろ?」


「へ?」


ポカンと口を開けたまま間抜けな表情の私の頬を両手で包み込んでマツは顔を近付けてきたんだ。