モニターを見ることが出来なくなった俺は装置の電源をOFFにしてベッドに転がった。


冷静でスマートな春香の執事を演じ続けた彰人。

春香の側で肩を震わせていたのは…。


執事の仮面を脱いでしまったのは…。





春香がもう彰人の側から旅立ったのだと俺は悟った。


だけど何故


何故こんなにも突然なんだ。




俺が遥夢に心が動いた同じ日に彰人は最愛の春香を失った。



春香が


空に旅立った。