重い空気が流れる2人に私は気まずさを感じマツを見ることが出来なくなった視線を彷徨わせた。 壁に飛び散る赤。 床に広がる赤。 飛び込んできたのは赤の世界。 「ひっ!!」 目の前に広がる惨状に思わず声を漏らした。 「見るな!」 低く凄みを帯びたマツの声が響いて瞳を動かすと困ったような表情のマツと目があった。 「あ~ぁ…。 見せたくなかったから遥夢の瞼を閉じさせていたのに…。」 そう言うとマツはガックリと肩を落としたんだ。