「はじめまして、彰人がいつもお世話になってます。」


柔らかく微笑んで挨拶をすると、彰人の隣に腰をおろす女。


「俺が世話してんだよ。」


「あ゛?」


しかし似てねぇー。


本当に親子なのかよ…。


「俺は親父似なんだよ!」


聞いてねぇし!

俺、なんも言ってねぇし!


「顔に書いてある。」



心がよめるのかってくらい的確な返答の彰人。

俺は何も言えずに彰人を睨むことで抵抗した。


「ふふ…。
仲がいいのね。」


「よくねぇよ!」


「あら?誤魔化さなくていいのよ。
彰人って素直じゃないわね。」


「そんな事より話、聞かせろ!」


さすがに彰人もお袋さんには適わないらしく、俺は初めて見る彰人の姿に微笑ましく感じた。


「ニタニタ笑ってんじゃねぇよマツ!」


吐き捨てるように言い放つ彰人。



前言撤回!


微笑ましくもなんともねぇ!


むしろ憎たらしいだろ!