俺はただのマツ。


レストランで働いて、店の奥で眠る。


働くのは重労働で、だけど楽しかった。


彰人とも少しずつ打ち解けていった。


マスターとは彰人より早くに打ち解ける事が出来た。


ここでは何も演じなくていい。

俺の思うままに過ごせる。

俺が俺のままで過ごせるのが心地良かった。


自分の世界に帰らなくても俺は俺の人生をここで一生過ごしてもいいと思っていた。