母さんがじじいの女?


「嘘だろ?」


困惑する俺を気遣うようにデュランは話してくれる。


「このことはお母上もマツ様もご存知ありません。あなたのお祖父様があなたにだけにと残したトップシークレットなのです。」


「じじいが?」


「ご自分と同じ思いをあなたにさせたくなかったのでしょう。」


「……………」


けど、母さんの髪の色も瞳の色も黒じゃねぇ。


「母さんも変化したのか?」


「記憶を抜かれたら、この世界の人間になってしまうのです。取り戻すまでは変化します。」


複雑すぎねぇか?


「それも研究でわかったことなのか?」


「はい。」


母さんがじいちゃんの恋人で、異世界からじいちゃんが連れてきた女。

何も知らないとはいえ大事な宝物をじいちゃんは親父に奪われたのか…。

「じじいはただの合コン好きなエロじじいではなかったのということなんだな。」