恋愛自慢を書き綴って、孫に読ませる意味はあるのか?


全部読む気になんてならねぇ。


けど、異世界の様子はなんとなく理解できた。


興味を引いたのは髪と瞳が黒だということ。


俺の世界で珍しいとされる黒の瞳を持つ人種がいるということだった。


「俺も行ってみてぇ。」


「行けば、花嫁を連れて帰らねばなりません。」

「それルール?」


「掟です。」


同じようなものだろ?と心の中だけでツッこんで話を進めた。


「行けるんだよな?俺も。」


「はい。」


「その方法は?」


「まずは後継者として皆に認められることです。」


「それは無理!俺、そんな気持ち全くねぇし…」

「それでは行けません。」


「行きてぇ!」


「後継者。」


「無理!」


「………」