「マツ、ひどくつらそうだよ。
私自分で歩くから…
もう大丈夫だから…」


マツの額に滲む汗。


どんなに激しく動いても汗をかかなかったマツ。

普段から白くて決して血色が良いといえない顔色も更に白く青みがかったその色がマツの不良を物語っていた。



「いや…
大丈夫だ
今はお前を離せないんだ。」



首を左右に振りながらマツは話した。


言葉よりも先に私の耳に届いたのはピチュ…ズル…という音。


マツの首から聞こえてくる奇怪な音だった。