「この子は私と同じだと10代目マーフィー様は仰ってました。」
それが覚醒遺伝…。
俺とジジイが似てると言われるのも頷ける。
でも伝説の話はどうなんだ?
「百歩譲ってジジイと外見は似てると認めるとして、俺はまた瞳の色が変化したのは何故だ?」
俺の言葉にデュランは椅子から立ち上がり、本棚から古びた一冊のノートを手に戻ってきた。
椅子に座り、そのノートを俺に差し出す。
そこにはジジイの筆跡で異世界についてかかれていた。
「それはあなたのお祖父様が異世界での生活を綴ったノートです。
あなたの瞳の色が変わったときに渡すようにと預かっていました。」
パラパラとノートをめくると茶色に変色したそのノートはジジイが異世界で過ごしていた頃の日記のようだった。

