困惑する俺にデュランはじいちゃんについて話してくれた。
比較的平和なこの世界だが、じいちゃんが治める頃はまだ一つに統一されていなかった。
小さな国がそれぞれの王に治められていて、それを纏めてbottomと呼んでいたらしい。
「聞いたことはある。」
「歴史のお勉強も少しはされてたんですね。」
曖昧な返事の俺にここぞと言わんばかりのデュランの嫌味に俺は、
「そんなことより伝説の戦士の話、聞かせろよ。」
デュランを拒否し続けていた気持ちはなくなり、素直に話をしたいと思っていた。
「私も戦士の話は伝説だと思っていました。」
今のあなたと同じ様にと続く言葉に俺はただ頷くことで応えた。
「でも10代目のマーフィー様の瞳の色が突然に変わったんです。
当時小さな子供だった私には衝撃の出来事でした。」
「で、異世界には行ったのか?」
俺の質問にデュランは笑みを浮かべて応えた。
「行かれました。」
「だったら俺も…」
興奮する俺にピシャリと言い放つデュラン。
「話はキチンと聞くものです。」

