やめてくれ!

俺は出来損ないの後継者。

弟がこの国を継ぐんだ。

親父は選択を間違った。



そうだろ?



「姿が変わっても俺は変わっちゃいねぇ。」


たかがおとぎ話じゃねぇか。


俺は何も変わっちゃいねぇよ。


「少し昔話をしましょうか。」



デュランは悪態をつく俺をサラリと交わし、ソファーに腰掛けた。


そして俺にも座るように促す。


「聞いても何も変わらねぇけど…」


吐き捨てるように言葉を掛けて俺もソファーに座った。


俺が座ったのを確認してからデュランはゆっくりと話し出した。


伝説の戦士の真実を…。

「先程申し上げましたが、おとぎ話ではないのです。」