「なら、俺も少し眠らせてもらう。」 ギシリと軋むベッド。 「なっ!」 驚く私にマツは平然と言い放った。 「ここは俺の部屋。 ベッドも一つしかないんだから当然だろ?」 ニヤリと笑うマツ。 「それに、お前はもう俺達に抗うつもりはないんだろ?」 いやらしい奴。 キリキリと心が痛む。 まだ期待してるの? 全て捨てるって誓ったのに痛む心はまだ私の甘さを思い知らせてくれる。 「そうね。」 痛む心を気のせいだと思いたくて一言だけ返して私は瞳を閉じた。