泣き続ける私をジッと見ているマツ。


マツの視線を痛いほど感じる。


「邪魔しないでって言ってるでしょう!
あっちへ行って!」


「お前、あの機械触っただろ。」


「何のこと?」


マツは私の言葉を無視して尋ねてきた。

心臓がバクバクと痛む程脈打ち、だけど平静を装って彼に言葉を返した。

「しらばっくれても俺にはわかる。
お前、あの機械で何をした。」


「………。」


マツは私が映像を残したことに気がついている?

「あの機械は俺が、俺と彰人しか機能を熟知していない。」


何が言いたいのかマツの言葉が理解できない。


「………。」


「まだわからないのか?
誰かが機械を触れば俺には解るんだ。」


まだ大丈夫。
映像をコピーしたとは言われていない。

それに私がここに閉じこめられる前に、竜一達がロムを持ち出したときに機械を触ったって可能性もある。


「それが私だとマツは思うの?」


声が震えないようにお腹に力を入れて言葉を落とした。