「操作は全て終わった。」
服の裾から入った竜一の手は私の体を弄っていた。
もうどうでもいい。
何を信じていいのかわからない。
もう私の信じるものは何もない。
瞳を閉じると優しい旦那様や彰人さんたちの姿が映し出される。
あたたかい記憶。
その裏で私を縛り付けるのは悪夢のような魁夢との暮らし。
地獄のような日々に幸せだと感じながら脅えていた。
そしてまた私は悪夢は始まった。
始まりというよりは悪夢は終わりがないんだと悟った。
私につきまとう悪夢に終わりなんてない。
甘い夢を見せておいて地獄に突き落とすためにまた復活する悪夢。
受けるダメージは大きすぎる。
それを思い知った。
悪夢に終わりなんてないんだ。

