「春香ちゃんを泣かせるなんて彰人の奴お仕置きだね。」
マツさんはジーンズのポケットからハンカチを出して私の頬にあてると言葉を零して私の肩を抱いた。
突然のことでビックリする私の耳元でマツさんは少しジッとしていてと告げた瞬間扉が開いて彰人さんが飛び込んできた。
「何やってんだよマツ!!」
怒鳴り声と同時に私からマツさんを引き剥がし私を庇うように抱き寄せる彰人さんにマツさんはクスクスとまた笑いながら言葉を零した。
「ね?彰人、春香ちゃんに夢中でしょ?」
引き寄せられた肩に触れる彰人さんの大きな掌。
密着する体。
急な展開に頭はついていけない。
だけど彰人さんと触れる体がとても熱く熱を持っていた。

