ポロポロと零れ落ちる涙が私の頬を濡らしていた。


ずっと見てはいけないって諦めていた、押し殺していた感情が心の奥の底の底から沸き上がってくるのが解った。





幸せになりたい。



望んではいけなかった。


だけど…



捨てることの出来なかった気持ち。



私は誰かを愛し、誰かに愛され幸せになりたいんだ。







『私は幸せでした。とても…とても。
あなたと出逢えてあなたを愛して、あなたに愛されて…本当に幸せでした。』



「春香が彰人に残した言葉です。
二人の恋は悲劇的な話に聞こえるでしょう。
結ばれなかったのですから…。
だけど二人はとても幸せだったんです。
今も幸せなんです。
離れていてもお互いがお互いを求める気持ちは永遠に変わらない。
だからずっとずっと二人は幸せなんです。」