夏木は廊下へ飛び出すと、
銀を肩にかついだ。
「じゃあなウガちゃ~ん♪
ウチもう夏木と帰んねん」
「馬鹿っ!動くな。じゃあ宇賀神先生、そういうことなんで…失礼します!!!!」
夏木はそのまま走り出す。
遙か遠く後ろのほうで、
宇賀神がわめく声。
「前田、夏木ぃぃぃぃ!!!!まだ話は終わってないぞ!!!!」
ギャハハハハ。
銀はかつがれたまま、夏木の背中をばしばし叩いた。
「やっぱ夏木速いなぁ。そこらへんの陸部なんか目じゃないんとちゃうか?」
「うるせ~(泣)テメーのせいで俺までブラックリスト入りなんだぞ!!」
銀が説教を受けたとき、
こうやっていつも夏木が救出することになっている。
銀をかついで廊下を疾走する夏木は、
もはや犬堂高校の名物だ。
(彼らの動画が他校に出回ったりするほどに)
銀を肩にかついだ。
「じゃあなウガちゃ~ん♪
ウチもう夏木と帰んねん」
「馬鹿っ!動くな。じゃあ宇賀神先生、そういうことなんで…失礼します!!!!」
夏木はそのまま走り出す。
遙か遠く後ろのほうで、
宇賀神がわめく声。
「前田、夏木ぃぃぃぃ!!!!まだ話は終わってないぞ!!!!」
ギャハハハハ。
銀はかつがれたまま、夏木の背中をばしばし叩いた。
「やっぱ夏木速いなぁ。そこらへんの陸部なんか目じゃないんとちゃうか?」
「うるせ~(泣)テメーのせいで俺までブラックリスト入りなんだぞ!!」
銀が説教を受けたとき、
こうやっていつも夏木が救出することになっている。
銀をかついで廊下を疾走する夏木は、
もはや犬堂高校の名物だ。
(彼らの動画が他校に出回ったりするほどに)
