救世結社ガイア〜あなたの声はまだ遠く〜

優詩はそのヘルメット(?)と雅の顔を交互に見くらべた。


「えっ…えっ…?」

「時間が無い。
今は質問は一切受け付けない。
ただ、島津を救いたいんだったら今すぐそれを被れ」

「…」


ゴクンッ…―



なにやら不躾な男が話しかけてきたと思ったら、
野球部の部室が爆発して、
さらに得たいの知れないやけにカラフルな男の子が現れて、
得たいの知れないヘルメットを持ってきて、
それを被れなんて言われている。なによこれ。
被ったらなにが起こるっていうのよ。

優詩の頭は混乱していた。


今日はひどい日だ。
でも…


でも私は…


「どうしても島津君を守らなきゃいけないのッッ!!!!」

「なら被れ!!!!」

「被ってやるわよっ!!わああぁぁぁぁぁぁッッ!!!!」


半ば発狂したようになって、
ギュッと目を閉じた。

そして…