恋のSEASON

「クスクス。
そんな夏樹、初めて見た。
お兄ちゃん!邪魔者は帰るよ!
こら、私から逃げられるとでも思ってるの!?」





冬矢先輩の妹さん、怖い。





「ゲームオーバーか。
じゃあね、マヒルちゃん。」





冬矢先輩は、妹さんに腕をひっぱられながら惜しむように、私の部屋を出ていった。



なんか、うん、よくわかんない。










「マヒル。」





頭はごちゃごちゃしてるけど、夏樹くんが私を落ち着かせてくれる。





やっぱり、私は夏樹くんが好き。