アザレア


コンコン…
「フィン…入っていい?」






声を聞き微笑みながらドアを開けると一人の少年が立っていた…ジーク・カレット・スレント…フィンの弟である







「さっき聞いたよ?結婚何て本当にするの?」






人一倍甘えん坊でいつもフィンにすがりついていた弟…今も泣きそうにフィンを見上げている






『ジーク…確かに結婚しますが、一生会えないわけではないのですから。ジークもう貴方は16歳です…私がいない間は頼みますよ(ニッッコリ』






「ッ…はい///…姉さんも元気で幸せに//(チュ」






頬にキスを落としジークは恥ずかしそうに部屋を出ていった





「クスクス…ジーク様は本当にフィン様が大好きてすね!」






『これで少しは姉離れできるといいんですが…ιですが、離れるのは寂しいものですね』







少し微笑みあいながらも荷造りを再開した