「おい!……マジ襲うぞ?」 「キャハハ♪」 さっきまでの妙な緊張も溶け、いつものあたしに戻る お酒が入るならともかく、シラフでいちゃつくのは照れる 頭だけが冴えて、余計なことを考えて空回りしたり 積み重ねてきた経験やプライドが邪魔したり でもきっと、初めて恋した時から恋愛の根底は変わってない 相手の一言で嬉しかったり、ドキドキしたり どうやらあたしはカズキに恋してるらしい―――