「ごめんな 怖かったよな?」









和哉はゆっくり唇を離してくれた














私には消えることのない傷がある



忘れることの出来ない記憶がある










でもそんな過去 いつまでも引きずっていくわけにもいかない









それをわかっていても 体は言うことをきかない








聞こうとしない















こんな私なのに和哉は愛してくれてんじゃん







なのに・・・・・・







「和哉がわかんない」










なんて最低なの