赤眼の黒髪

一年後・・・・・・



「赤眼ー。これから山菜採りいくから早くかご持ってきてよ」

セミロングの黒髪の少女が大きな山の中の小さな家の前で誰かを呼んでいる。

「ちょっと待ってくれって。オレにぴったりのかごがないんだよ」

中から困った顔をして顔を出したのは黒髪の青年だ。
首には赤い宝石がついたチョーカーをしている。

「なら別に背負わないで、手で持って山菜採りすれば?」

「そしたら重いだろっ」

「ふふっ」

いつまでもそんなふうに幸せに笑っていました。