危険な日々

「あっありがとう///」


私はなんとか声が震えないようにお礼を言う。


けど、


「お礼きちんと顔を見て言うって習わなかった??」


ゆっちゃんの意地悪


こんな顔で後ろ振り向けるわけ


ない。


「…」


「…ねぇ??」


私が動けずにいると悪魔は私の肩を軽く掴んで


後ろに振り向かせる。


すぐ近くに悪魔の笑顔。


「ほっぺ、真っ赤」


「…ばか…っ」


言われると、


それに


こんなに近いと


余計に私の頬は熱くなる。


私はゆっちゃんの顔が見れなくてうつむく。


けど、


そんな私の顎を悪魔が優しく持ち上げる。


悪魔の瞳に林檎ほっぺの私が見える。


もう、


心臓破裂する…


私はそっと目を閉じる。