危険な日々

代わりに


包み込まれる感触…


「…危ないなぁ。」


悪魔の囁きが聞こえたのは後ろじゃなくて


耳元。


「へ…??」


そうっと目を開くと


私に被さるように


ハンドルを握る悪魔の手。


え…


えぇ…///


倒れる瞬間


私の肩の上から手伸ばして


ハンドルを支えて


なんとか踏みとどまった…


のかな??


…でもっ


密着しすぎだよーっ/////


「……っ」


ゆ…ぅがくっついている背中に

腕に


全神経が集中する。


私がなにも言えずにただ赤くなってると


悪魔は私の手に重ねてハンドルを支えていた手を離し、さっきと同じのように荷台に座る。


さっきと違うのは、悪魔が触れたところが、熱を持っていた。


「…お礼くらい言えないの??」