危険な日々

「…夏」


これだって、私の普通日常。


授業が終われば夏が来て他愛ない話しで笑って


一緒にいるのに理由なんてなくて


必然だなんて思ってたのに。


「あ、あのさ、帰り買物付き合ってくれない??」


いつもの言葉。


私の日常


「うん。いーよ」


なのに


なのに、


いつもの感情じゃなくて


私は心の中にできた


小さいけれどドス黒いシミに気付かないふりはできなかった。





担任が教室に入り例の如くやる気のない日直の号令が終わって夏が私のとこに来た。