危険な日々

私は、悪魔の視線に耐えられなくて顔を逸らす。


「俺は悪魔じゃない。優だよ??」


悪魔は小さな声で囁く。


言葉の真意を確かめようとしてか、よくわからないけど、引き付けられるように、私が悪魔の方を向くと悪魔は不適な笑みで。


その笑顔が近づいてくる。


…っ


私はまぶたを強くつむると悪魔を感じたのは唇じゃなくて。


「…知ってる。麗玻が俺が嫌いって…」


耳元に悪魔の囁きと吐息がかかる。


「……っ」


体を走る旋律に私の体がピクンと震え、緩く開けた瞳に、私の顔に近づく悪魔の顔が近づくのが見えた。


ちゅ…


と、悪魔が私の唇を吸っては少し離れた。


「……もっと、嫌われようか??」


そしてまた唇に柔らかいキスが降ってくる。


「…ん…」


悪魔は私の下唇を唇で挟む。


そして、吸う


それの繰り返し。


「……ん…ん…っ」