妹の想像をして、ニヤけてる私に夏は眉間にシワをよせる。


「ちょっと、電車でニヤニヤしないでよ!!気持ち悪いじゃない!!」


けど私はそんなのお構いなしにニヤける。


そして、今日来る妹の想像を膨らませていた。


そりゃー、17にもなって新しいパパができる!?てゆぅのは、ちょっと身構えちゃったよ。


けど、私のせいで、働きマンになったママには幸せになってほしかったし…。


なんと言っても相手にあたしの2つ下の女の子が。


つまり中学3年生の娘がいるって話聞いて、私は、2つ返事で再婚を認めたんだ♪


「あぁ~♪幸せッ★」


私は、夏の忠告も聞かずにニヤついていたら…。


『…バカ女は幸せそうで良いよな。』


いつの間にか乗って来た学ラン集団の声が聞こえた。


…これって、私の事よね…??


今までの幸せ気分が一気に失せた。


「っち、うっせーなぁ。童貞君は人の事とやかく言ってる暇有ったら帰って勉強しろっつーの。」


夏ったら大胆にも、舌打ち&反撃ですよ…。


「麗玻、気にすんなっ」