「よね♪もぅ、最高よ!!ちっちゃい頃から妹欲しかったの♪妹がいたら、お化粧したり、一緒に買い物行ったり…。もぅ、言葉に表せないぐらい♪」


私の家は、5才の時にパパが死んで、ママが女手1つで私を育ててくれた。


そして、その私はもうすぐ17歳になるわけ♪


女手1つで子供を育てるって、本当に大変な事で、幼い頃から私は、パパが残した大きい家で毎日毎日朝から晩まで働くママを1人で待ってたの。


ママが頑張って働いてくれたおかげで、私はすくすく育って今に至る訳だし…。


あんまり一緒に遊びに行ったり出来なかったけど、私は、ママからの愛をちゃん貰っているから、ママは大好きよ。


けど、毎日毎日寂しくて…。


友達の家みたいに妹がいれば、寂しくない!!って思ってた。


私の頭の中では『妹』は私を寂しさから救ってくれる救世主だったの。


「でも、今更になってできるとはねぇ♪」