「さーえっ!」



「ちかぁー!!はよーっ!!!!」



あたし、中1。



たぶん今のめぐみたいにテンションが高くて、友達もいっぱいいた。



とくに仲が良かったのが
木下 知佳(チカ)。



「昨日の〇〇〇見たあ?」




今のあたしからは考えられない、昨日見たテレビの話で盛り上がっていた。




『はよっ!』




「純っ!!!おはよーっ!!」




こいつは中田 純(ジュン)。

バスケ部に入ってる何かと気が利く男の子。




『朝からうっせー…。』



今のあたしに似ていた安永 詞朗。



これがあたしたちの出会い。



そして…いつも4人でいた。