「さ~え~っ!!!!」


「どしたの?めぐ。」



「どしたの?じゃないよおっ!
さっきから何回も呼んだのにー。
なにかあるの?
沙衣考え事多いもんっ。」



綺麗に巻いてある髪の毛を手に巻き付けながら話すめぐ。



めぐは…可愛い。

結構な天然っぽいけど、自分の意見はしっかり持ってる。


すごくいい子だと思う。



……なんであたしなんかといつも一緒にいてくれんだろ?




「…別に。
何もないよ……。」



「沙衣がいいなら別にいいけどっ!」



ちょっとだけ頬っぺを膨らませて言っためぐ。




あたしはめぐには話てもいいかなって少し思う。



………あたしの悲惨な中学時代を。