「ルシュアさん。」 ベランダに出ていたルシュアは その声に驚き、振り返った。 「………無断で女性の部屋に入るなんて。 失礼ですわ。セレナ様。」 声をかけてきた人物はセレナ。 ルシュアはため息混じりにそう言うと また、ベランダへ体を戻した。 部屋で、夕涼みをしていたルシュア。 セレナが部屋に尋ねて来る事は初めてで 少々、戸惑っていた…。 「それは申し訳ありません。 …少々、御時間を取らせて頂いても 宜しいですか?」 そんなセレナの声。 ルシュアは首を傾げ振り返った。