「世間話を少しな。」 「…気安く話す事は許していないが?」 ダリムにそう言い放つルシウス。 自分に選択肢は無い…。 それを思い知らされたように ルシュアは感じた。 「束縛が激しいのだな? 少し、自由を与えてやればどうだ? 話し相手ぐらい、ルシュアも欲しいだろう。」 柔らかい口調でそう言ったダリム。 だが…… ……ルシウスの表情は… 恐ろしいほどに無表情になった。