「……ルシウス…」 気付けばそう呼んでいた。 離された体、目を見開く…ルシウス。 その瞳は…何時に無く優しくて…。 もう……ルシュアに恐れは全く無い。 「ルシウス……。」 と、今度はルシュアが 彼を抱きしめていた。 何故か……。 心が鉛のように重く感じた。