「赤ずきんさん、約束通り、両手一杯のお菓子を用意しました。 僕と遊んでくれませんか?」 赤ずきんは困ってしまいましたが、少し考えて、言いました。 「ごめんなさい、言い間違えました。 お菓子ではなく、ヒマワリの花でした。 それを用意してくださるなら、考えてあげます。」 自分でも、卑怯なことを言っているのは判っています。 けれど、そうしなければ食べられてしまいます。