教室には、朝早いせいで数人しか居なかったけと 全員がその音でこちらに注目した。 あやちゃんは右手を左上で持ち上げたまま、ハアハアと荒く呼吸をしている。 「…っ最っ低!!」 あやちゃんは泣きながら教室を出て行き 残されたあたしは左頬を抑えて俯いた。 頬の痛みで改めて実感した。 終わった。