全て食べ終え、食器を洗い上げ、余ったおかずはお皿に盛り、ラップをしてテーブルに並べた。
あと1時間でお姉ちゃんが帰って来なかったら冷蔵庫にしまおう。
そう思い、テレビをつける。
液晶の画面に、大笑いする大物芸人が鮮明に映し出された。
空虚な部屋いっぱいに広がる無意味な笑い声。
ソファーにお尻を沈め、膝を抱えて顔をうめた。
…ちょっと眠いかも。
寝ようかな。
でもお風呂も洗ってないし、洗濯物……。
学校があるから夜から干しとかないと間に合わないんだよなぁ…。
朝早く起きようか…。
めんどいけど、それより今は寝たいわ。
あたしは自分の中で問題を解決し、ソファーに横になりゆっくりと目を閉じた。